酷暑の候、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。

さて、令和６年能登半島地震から半年余り過ぎました。７月１日に岸田首相が三度目の奥能登現地視察があり、復興に向けた支援拠点「能登創造的復興タスクフォース」を輪島市に設置いたしました。支援拠点には中央省庁の職員１５０名を常駐させ、被災地の課題を省庁間で共有し、「創造的復興の加速化を図る」と、岸田首相は明言されました。少しでも早く能登が、石川県が震災以前のような魅力溢れる姿を取り戻せるよう私も微力ながらお手伝いして行く所存であります。

５月２８日に始まった令和六年第二回石川県議会定例会において自由民主党石川県議会議員協議会を代表して質問する機会を頂きました。４月の自民党県連大会において総務会長に選任されたことで６０分という長丁場、４５項目の質問をさせて頂きました。

質問内容は能登半島地震からの復旧・復興が中心となりましたが、その中でも総合的防災拠点（県消防学校を含む）の整備について質したところ、金沢市二日市町で進めている農業公園用地の活用については液状化対策に約３５億円の工費が必要と判明、夏に有識者委員会を開き、委員会の取りまとめ結果を基に対応を考えたい。との答弁を馳知事から引き出せました。この他、公立中学校の部活動の地域移行やライドシェア、トキの放鳥、クマ対策、改正道路交通法による自転車の交通違反に対する反則金の納付、そして地元津幡町出身の新小結大の里の初優勝に対する県スポーツ特別賞贈呈等について、県政全般に対し幅広く質問させて頂きました。

馳知事や県執行部の答弁内容を踏まえ、県政課題を更に深堀していかねばと痛感した代表質問となりました。

また、自民党県連総務会長として「能登半島地震復旧・復興推進本部」の事務局長を任され、被災した自治体が抱えている法的な壁や問題点、住民からの些細な問い合わせなどを聴取させて頂きました。その内容を公費解体・液状化対策・生業支援・生活支援・その他とまとめ、先の議会中に馳知事に要望するなど、政権与党ならではの活動に邁進しているところあります。

地震や豪雨などの自然災害を未然に防ぐことは不可能ですが、災害に備えること、災害に強い県土作りと被災した場合でも早急に支援できる体制・仕組みづくりは可能であり重要であります。今回の能登半島地震は多くの事を私たちに教えてくれました。この教訓をこれからの県土づくりに活かしていくことを改めてお誓い申し上げ、震災から半年経過した節目のご挨拶とさせて頂きます。

　がんばろう！石川！　　能登にやさしさを届けよう！

令和６年７月吉日